ここのところ堅調に推移していた米国株式市場が今週、木曜日300ドル安から週末にかけて続落するなど変調と言えるような動きに転換してきております。一方、円安を背景に日本市場はというと、米国株式市場に比べ堅調さを維持しつつ、個別銘柄物色が一層強まる展開が継続しています。ミクシィをはじめ、コロプラ、KLAB、マーベラスAQL、など業績の拡大を背景にテーマとしてスマホ・ネットゲーム関連銘柄を積極的に買いに動き流れが見られます。また、国内企業の決算発表もピークに差し掛かり、好調な企業業績が株価の下支えになり、好決算を公表した企業の株価は素直に買われているように感じます。8月に入り、この流れが変化する可能性には気を付けたいところです。外遊中の安部総理がこれまで掲げるアベノミクスを海外に引き続きアピールしたい手前、この時期に国内株価を大きく下げさせれない事情など、国内要因では下げにくい理由はほかにもいくつか挙げれるが、米国市場の変調と為替株市場のちぐはぐな動きなど、不穏な動きに注意したい。個別銘柄物色と合わせて、ヘッジを交えた運用も必要かもしれない。