ソニー、経営に打撃 情報流出「史上最悪の恐れ」「なぜ発表に1週間」利用者に怒りの声

ソニー(6758)は26日、グループ会社が米国を中心に展開するゲームや映画などのインターネット配信サービスにハッカーが侵入し、日本を含む世界で最大7700万人の登録会員情報が流出した恐れがあると発表した。侵入されたのは「プレイステーション・ネットワーク」と「キュリオシティ」。過去最大規模の個人情報流出につながる可能性があり、ソニーの経営戦略にも影響をを与えそうだ。

米国メディアは「史上最悪の情報流出の恐れ」(ウォールストリートジャーナル)など一斉に大きく報じており事態の収拾には時間がかかりそうだ。今回の発表を受けて、利用者からは怒りの声が上がっている。同社の掲示板には「なぜ発表に1週間かかったのか?」などの書き込みが殺到している。

米連邦議会のブルメンソール上院議員は26日、ソニーコンピューターエンターテイメントに対し、利用者のへの開示が遅かったとして、今回の流出について詳細な情報を利用者に知らせるよう求める書簡を送った。同議員は不正侵入から公表までに1週間を要している点を問題視、「ソニーは利用者が身を守るために必要な情報を提供しなかった」と強く批判した。
                                                                          

海外企業の不祥事に対して米国で保守派議員が事態を騒ぎ立てるのは最近ではトヨタ自動車の一件が記憶に新しいこととして浮かびます。今回も議会で騒ぎ立てるようならソニーの経営への不透明感が増します。マーケットは不透明感をもっとも嫌います。しばらくソニー(6758)に関しては手出し無用でしょう。決して値ごろ感では投資できない銘柄となっております。

さかのぼること2003年4/25日、世に言う「ソニーショック」を受けた後まもなくして同年4/28日、バブル崩壊後最安値7603.76円を示現した日本市場。そこを転換点とし、そのあと2007年につけた高値18300円まで約4年間に渡る上昇トレンドが続くこととなりました。

明日、2011年4/28日は日本市場がバブル崩壊後最安値7603.76円を示現してからちょうど8年目となり、多くの尊い命を失うこととなった東日本大震災発生からもちょうど49日です。49日というのは日本人にとって何か大きな出来事が起こりやすい意味深い数えです。

8年前にソニーショックを契機とし底打ちから上昇トレンドへと転じた日本市場の再生のように、この度の東日本大震災からの日本の復興と被災に遭われた方々の生活の安定がいち早く実現成就することを祈らずにはいられません。

明日は4/28日、連休前最終かつ4月度最終取引日です。

ポジションを大きく取られている方は調整をされたほうがよろしいかもしれません。米国市場は連日堅調に推移しており楽観的な雰囲気に満ちています。


新しい情報が入りましたら配信いたします。

ありがとうございました。


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